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2012年6月の代表メッセージ

■□ もうすぐ夏休み? □■
 6月になりました。あじさいの季節を迎えます。
 九州も梅雨に入り、まもなく本州も梅雨に入りますね。
 多くの学校では運動会や修学旅行など大きな行事も終わり、受験生は本格的に受験準備に入っていきます。

 そして、この時期はいじめを訴える子が増える時期です。
 とはいっても、6月になって急にいじめが起きたという事例はほとんどありません。
 現実は、1ヶ月以上、いじめに耐えてきて、「もう我慢できない」と感じ、保護者や友人、そして教師に「いじめられている。助けて」というサインを出すのが6月という月なのです。

 お子さんが、いじめを訴えてきたら、すぐに解決のために動く必要があるのは、いわずもがなです。
 ただ、この時期には念頭に置くべきことがあります。

 それは、気が早いように聞こえるかもとれませんが、「もうすぐ夏休み」ということです。
 簡単に言えば、「いじめに対応する残り時間は少ないですよ」という意味です。
 どうしてかと申しますと、夏休みが目前になると、学校側は、成績表の記入や試験等々による教師の多忙を理由に、いじめ解決を先延ばしにしようとする傾向が見受けられます。

 多くの被害者側の保護者は、優しい方も多いので、教員の胸中を推し量って、学校の申し出をすんなりと受け入れてしまいがちです。
 しかし、それでは、お子さんのいじめの現状は全く変わりません。
 学校に行っている間、毎日毎日、いじめが続きます。まさに地獄の日々を送るしかなくなるのです。

 子供のいじめは、教師が本気になれば、一日が解決できます。長くても一週間です。
 担任の先生に相談して後、この一週間に何も進展しないのであれば、この教師はいじめを放置するつもりなのです。

 子供たちは、学校に通ってきます。先生と毎日顔を合わせているのです。
 被害者からいじめの状況を聞き取り、放課後に加害者を呼び出すこともできます。
 周りの子から目撃証人を集めることもできます。やれることは沢山あります。
 それなのに一週間たっても、「今、状況を確認しています」、「私もよく見ているのですが、特にいじめは見あたりません」、「子供たちに確認しましたが、いじめではないそうです」などなどさまざまな言い訳を述べる教師がいます。
 しかも、保護者から連絡を取ってはじめてこのような言葉が出てくるのです。

 しっかりした先生ならば、「誰と誰に確認してこのような答えでした」、「このように指導します」等々、先生の方から保護者に現状の報告と、対処についての連絡が来るものです。

 日頃、熱血先生だという評判の教師であっても、いざ、いじめとなると引いてしまう先生にも出会ったことがあります。
 評判ではなく、教師が実際にどのような行動をとるかということをしっかり見極めなくてはなりません。
 頼りにならないと判断した場合は、即座に、校長先生に申し出るなどの対処をしていかなくてはなりません。

 いじめの徴候を発見したり、不安を感じたらすぐにご相談下さい。
 間違いでもかまいません。大事なことは、早期発見早期解決です。

 そして、いじめ問題が解決できましたら、皆様の経験を生かして周りの保護者の方の相談に乗っていただきたいと思います。
 皆様と共に子供が安心して学校生活を送ることができるような社会をつくってまいりたいと思います。

いじめから子供を守ろう ネットワーク

代表 井澤 一明