2013年2月の代表メッセージ

■□ 「ならぬものはならぬものです」 □■
 2月に入りました。なにやら天候も落ち着きませんが、今、あちらこちらで入学試験が行われています。
 子供たちにとって、今学年も残すところあとわずかとなってしまいました。

 学校や指導者による「体罰問題」が話題になっています。
 子供たちを服従させるために暴力を用いて、それを「体罰」と呼び、自らの暴力や傷害行為を正当化しようとしているようにも思えます。
 「体罰」と「懲戒」は違います。
 学校教育法では、「体罰」を禁止しています。
 さらに「懲戒」として許される範囲の行為として、居残りや起立させるというような、肉体的苦痛を与えない範囲での「懲戒」を認めています。
 昔は、バケツを持って廊下に立つなんてこともありましたが、今は体罰として禁止されていますし、正座も体罰とされています。

 殴られたら痛いですよね。蹴られても痛いものです。
 子供たちがそこまでされるだけの大きな罪を犯したのでしょうか。
 人を殴ったわけでもなく、人を蹴ったわけでもなく、悪口を言ったわけでもなく、殴られる。
 ただ一生懸命練習していただけです。
 うまくいかない、下手だということで殴られ蹴られる。これは理不尽です。
 大事なことは誰が正しくて、誰が悪いのかという単純なことを明確にしなければなりません。
 暴力を振るった側が悪いのです。暴力は「犯罪」そのものです。
 ここを間違えた議論には何の意味もありません。
 頭をこづいたということで、退職された先生も実際にいます。
 地域や教育委員会によってあまりに教師の処分基準が違いすぎるようです。
 NHKの大河ドラマ「八重の桜」ではありませんが「ならぬものはならぬものです」という姿勢を教育界に期待したいものです。

 さて現在、受験シーズンに入っていますので、いじめ相談は減りそうなものですが、実際には増えて来ています。
 今週も、石川県でいじめられていた子がいじめ加害者を刺すという残念な事件も起きています。
 「いじめが終わらない」というその出口が見えない苦しさからの犯行だったのでしょうが、助けてあげられなかったやりきれなさを感じます。

 この時期にいじめが発覚した場合には、保護者としては早期解決を図らなければなりません。
 あっという間に時間が経過して、未解決のままに次の学年になってしまうこともよくあります。
 学年が変わってしまうと、加害者の子たちは、自分のしたことなどさっぱりと忘れてしまって、教師からも「本人に記憶がありませんからどうしようもありません」と言われてしまうことさえあります。
 どうか子供たちの言動を注意深く見守っていただきたいと思います。
 何かおかしいと感じたら、お子さんに話を聴いたり、お子さんの友人や、ママ友にも学校での様子など尋ねてみて下さい。
 徴候が見つかりましたらすぐにでもご相談いただきたいと思います。

いじめから子供を守ろう ネットワーク

代表 井澤 一明