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2013年3月の代表メッセージ

■□ 子供たちのために □■
 先日、「卒業式だった」と連絡してくれた高校生もいましたが、もう三月なんですね。
 多くの子供たちが、新しい学年、新しい出発の時を迎えようとしています。

 今週、中学校に行ってきました。
 まもなく最上級生になる中学2年生に、最終学年、最上級生としての自覚を持たせたいので、いじめについての講習会を行いたいという先生からのご要望です。

 講演を聞いた子供たちの感想文が届いたので、今朝、早速読ませていただきました。

 「泣きそうになりました。胸がいっぱいになりました。」、「いじめというものに遭遇したことがないので、今までいじめがどういうものか知りませんでした。
 まさかととてもびっくりしました。」と書いていた子。
 あるいは「いじめが起きたら止められないと思います。
 でも、これからはせめていじめられている人が、ひとりぼっちにならないように支えられるようになりたい」と書いてくれた子もいます。
 先生は「生徒のショックを受けた顔から一人一人がいじめについてよく考えたことが分かりました」と伝えてきてくれました。

 子供たちは、本当に素直です。
 「いじめは何故悪いのか、いじめをうけたらどうなるのか」と訴えるならば、ストレートに受け止めることができます。
 「いじめは面白い」、「いじめて何が悪い」と開き直るような子供になる前に、私たち保護者、教師をはじめとする大人たちが子供たちをしっかり見守り、なにが正しいことなのかを伝えて行かなくてはならないと思いながら子供たちに向かって話をしています。

 今、全国で「いじめ防止条例制定」の動きが出ています。
 追い風が吹こうとしているように感じます。
 子供たちを守るために、具体的で、効果が期待できる条例や法律であって欲しいと心から願っています。

 よくよく制定された条例のいくつかを読んでみると「結局、教育委員会や教師は今までの延長線上のことをやるだけでいい」というような条例がほとんどであると気付きます。
 「環境を整えなければならない」とか「報告しなければならない」とか「取り組まねばならない」という文言が並んでいます。
 しかし、それらは現状でも「やらなければいけない」ことです。当然です。
 それを文書にしたことは全くの無意味だとは言いませんが、効果はあまり期待できないように感じられます。

 子供たちのいじめに対してのことですから、予防方法、対策それぞれに「具体的にこのようにする」、「年に何回は行う」と決めることが必要です。
 さらに、「教師や教育委員会に対して、守らない場合はどうする」ということが述べられている条例や法律が必要だと思うのです。
 「やらねばならない」と宣言するだけではなく、「やらないときはペナルティーがある」というぐらいの強い姿勢を持ったアメリカ並み、国際標準の法律をつくっていただきたいと思います。

いじめから子供を守ろう ネットワーク

代表 井澤 一明