2013年9月の代表メッセージ

□■ 子供たちにスマホ時代が来た! ■□
 昨年までは、通信料も高額であることからスマホよりケータイが優勢であったが、ついに、スマホ時代に突入したようです。
 私たちのところに来るネットの相談も、スマホのLINEというツールがからんだ相談が大半を占めるようになってきました。

 パケット定額サービスに入っていれば、LINEの中で、メール、チャットの機能も、通話さえも無料で使えるのがLINEです。
 今、爆発的な人気を誇っているアプリです。

 総務省が、9月3日にネットについての意識調査である「青少年のインターネットリテラシーに関する実態調査」の結果を公表しました。
 総務省は、「スマートフォンは手軽にインターネット接続できる一方で、特に高いリスク認識、対応能力のないまま利用している」と伝えています。

 これは、3500人の高校一年生に対しての調査結果ですが、
 報道によると
 スマートフォン保有率は84%(昨年は59%)
 スマホによるネットへの接続は75%(昨年48%)
 スマホの1日あたりの平均使用時間は、2時間以上が56%
 という実態が報告されています。

 中学生でも半数は、スマホを所持していると見ていい状況となっています。
 家族の連絡もメールから、スマホのLINEになってきています。
 それだけ使いやすく便利であるわけです。

 スマホが普及すると、携帯での問題を上回る問題が起きてきています。
 特に、スマホはインターネットへのアクセスがとても簡単にできますし、LINEを使ってのコミュニケーションもメールより密接なやりとりを要求されてしまいます。
 結果、中毒状態になる、つまり、はまってしまう子がどんどんでてきています。
 こんなものにはまってしまうと、学力は落ちるし、努力することが嫌いになります。
 将来に禍根を残す結果となることも多いでしょう。

 従って、子供たちの多くに「楽しければいい」という価値観が浸透している現在、親が主体的に、スマホの使い方の約束を決めてあげる必要があるかと思います。
 特に、
 1.利用時間
 2.使っていけない場所と時間
 例えば、食事中はだめとか、自室はだめ、勉強中は親が預かるよ、寝る時は携帯はそばに置かないなどなど。
 3.使ってはいけない、見てはいけないサイト
 などは決めることをお勧めします。

 約束と同時に、親自身が携帯やスマホによる危険性を教えてあげてください。
 子供たち自身が自分で身を守るためにはリスクマネジメントが必要です。

 子供のスマホでも、管理者は親ですし、お金を払うのも親です。
 子供たちの「プライバシーの侵害だ」という言葉に負けてしまってはいけません。
 約束を守れない場合は、没収するぐらいの強い姿勢が必要です。
 子供たちの周りに危険が迫ってきています。
 毅然とした姿勢が結局は子供を守ることになるのです。

いじめから子供を守ろう ネットワーク

代表 井澤 一明