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2015年10月の代表メッセージ

■□ 「教師の力」が教育の力となる □■
10月、秋を感じる季節になってまいりました。
今日は、やや強めではありますが心地よい風が吹いています。
朝には、あるお父さんから「私立中学の募集が今朝の新聞にのっていましたね。頭がいたいですよ」と声をかけられました。
文化祭や運動会などがこれからの学校もあると思いますが、すでに受験の季節に入ってきているようです。
夏休みを終えて、一月が経過したこの頃、いじめ相談が多発する時期でもあります。
秋は感傷的になりやすい季節とも言われますが、子供たちの心も揺れ動きやすくなります。
様々な行事の中で、意見がぶつかり合ったり、自分の思ったようにならなかったり、ライバル心が行き過ぎて嫉妬したり、人間関係がうまくいかなくなることが多いのです。
ストレスや感情の摩擦が「いじめ」に転化する、これがこの時期のいじめに多いパターンのように見えます。
子供たちの変化を見逃さないようにしてあげて下さい。

さて、昨日は都内の小学校で生徒さんたちにいじめの話をさせていただきました。
「いじめたい気持ちに負けるな」
「いじめは犯罪なんだ」
「いじめられたら助けてと言おう」

こんな話を一時間させていただいて体育館をでたところで、「ぼくもいじめられていたんだ」と声をかけてくれた子がいました。
「よく頑張ったね」と答えると「うん」と返事をして駆けだしていきました。

校長先生にそのことを話すと「◯◯君ですね」と返事がきました。
なんと700名以上もいる生徒の顔と名前を知っているとのことでした。
「先生、すごいですね」というと「いやあ、もう6年もいますから」と照れたようにおっしゃっていました。
続けて「でも、いじめはむずかしいですね。うちでも先日いじめがありました。
教師の力の差もありますしね。なかなか簡単に解決できません。
今日、お呼びしたのもお母さんからこういう団体があると教えてもらったからなんですよ。
うちでは、週一回ですが、縦割りの掃除の時間を設けています。
同じ学年だけですと騒いでしまったりしますが、小さい子がいると上の子はリーダーシップを発揮しますし、いじめ防止にも役立っていると思います」。
最後に「また来てください。お力もお借りしたいですし」とおっしゃっていただきました。

先生方の力で学校は変わっていきます。
教師の力とは、結局、責任の自覚です。
責任を自覚しているからこそ、生徒指導力の向上を目指して、必ず努力されるはずです。
他の先生から学ぶはずです。

今朝の新聞でも、ノーベル賞を受賞した大村さん、梶田さんの記事が大きくとりあげられておりました。
特に大村さんは、理科と体育を教えていた教師から転身されたと話題になっております。
「教育の力は偉大なんだ」と改めて感じています。
しかし、現代はいじめ20万件時代。
ノーベル賞を受賞したお二人の先生が子供だった頃とは違います。
30年後にノーベル賞を受賞する子を育てるために、いじめを撲滅する必要があります。
良い教師を育てる必要があります。

子供たちのために皆様のお力をお貸しください。
気になった子がいたら声をかけてあげてください。
気になることがありましたらご遠慮なくご相談下さい。

いじめから子供を守ろう ネットワーク

代表 井澤 一明