1月のメッセージ
☆2019年1月8日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]
◇ 代表メッセージ ◇
■□ 今こそ「いじめ防止法に教師への処罰規定を」 □■
新年 明けましておめでとうございます
昨年も大変多くの皆様にご指導、ご協力いただきましたことに、深く感謝申し上げます。
本年は、昨年に引き続き、教育界において「いじめ防止」に対する考え方、常識が
様変わりすることが期待できる年となると思います。
なにとぞ、よろしくご指導、ご支援のほどお願い申し上げます。
今年のお正月、お店や会社では例年通りの飾り付けなのですが、
周囲の家々には門松やしめ飾りをかかげる家が少なくなっているように感じました。
やや寂しくもありますが、平成も終わりを迎え、時代が変化してきているのかもしれません。
さて、昨年の12月、サポーターの方から地元の下野新聞の論説をご紹介いただきました。
「いじめ防止法改正 信頼関係構築に努力必要」というタイトルで、
超党派の国会議員による勉強会が、いじめ防止対策推進法の改正に向けた素案をまとめたというものでした。
その素案には、
「教員がいじめの疑いを把握しながら放置するのを禁じ、これに反した対応をした場合は懲戒処分の対象にする」
と示されているというものです。
さらに本論説では、
「学校・教委の側に被害者側に寄り添う姿勢が全くうかがえず、対立があらわになる例はほかにも多々ある。
防止法の趣旨を根付かせていくには、改正以前に教育現場の意識改革が必要だろう。」と締めくくられております。
私たちが皆様と共に、長年に渡って訴えてきた
「いじめを隠蔽、放置、加担、あるいは主導する教師は懲戒することを盛り込むことが必要だ」という主張が
実現する日が間近に迫ってきていることが感じられます。
子供たちを守るためには、国として絶対に宣言しなくてはならないことです。
全国100万人を超える教師の中で、いじめを隠蔽したりするような教師はほんの一握りです。
しかし、その一握りの心無い教師を担任に持つ子供たちにとっては、それはつらい現実です。
その一握りの教師をかばうために、教育界には「教師を罰するのは反対だ」との声が根強くありました。
この壁を破らなければなりません。
法制化すると短絡的に「いじめがなくなる」というわけではありませんが、
いじめは放置してもかまわないと考えている教師たちに、
「いじめには、きちんと対応しなければいけない」という意識変革を促すための第1歩です。
昨年末にお会いしたヤンキー先生こと義家弘介前文科副大臣からも
「来年はやりますからね」という力強いお言葉をいただきました。
文部科学省自体の「いじめ」に対しての取り組みが積極的な方向に転換し、
「いじめ防止対策推進法」に「教師の懲戒」を盛り込むことが議論されている今こそ、
保護者の声を、文科省、議員の皆様に届けてまいりたいと存じます。
どうか、お知り合いの中に文科省、議員の皆様がいらっしゃる方や、
あるいは、法改正に影響力をお持ちの方とご縁があります方で
ご賛同いただけるようでしたら、お声がけをお願いしたいと存じます。
冬休みが終わり、学年末に向けての毎日がはじまります。
先生方の異動もこの学期中に検討されますし、
4月からのクラス編成も検討される季節です。
ですから、いじめやその他の問題も、保護者としては早期に決着する必要があります。
なにか気になることがありましたらご遠慮無くご相談いただければ幸いです。
改めまして、本年もよろしくお願い申し上げます。
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明