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2021年1月の代表メッセージ
1月の代表メッセージ
☆2021年1月21日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]
◇ 代表メッセージ ◇
■□ トラウマを克服するために □■
新しい年が開きました。
遅ればせながら、
明けましておめでとうございます。
今年が子供たちの希望あふれる年となりますように心からお祈り申し上げます。
先日、中学の頃に受けたいじめが、トラウマになっていて、苦しいという方に会いました。
いじめがなくなってから、すでに10年以上も経過したにも関わらず、
未だに苦しみを抱えながら生活している方がいます。
現在、学校生活を送っている子供たち、
その子たちの中にも、いじめを受けて不登校になってしまっている子や、
学校に通うことはできていても、苦痛に耐え続けている子供たちがいます。
先日受けた相談の中には、幼稚園に通っているけど、
いじめがひどくて精神科にかかっているというお子さんもいました。
その子たちを助けるためには、まず、現在只今において、
いじめを受けない状態を創り出してあげなければなりません。
その後、心のケアを考えることが重要だと考えています。
あまたの相談を振り返ってみても、いじめの恐怖を和らげることが、
学校生活に復帰する鍵になることが多いように思います。
その鍵のひとつは、加害者からの「謝罪」です。
それも表面上ではなくて心底から悔いている加害者からの謝罪が有効でした。
ぜひ、保護者や先生には、学校に行っても「いじめられない」という確信を得させてあげることを
考えていただきたいと思います。
さらにもうひとつ、クラスメイトに会うことが怖くて、身体が動かないというような場合には、転校も効果的です。
転校を選択した子はかなりの数にのぼります。
通信制を選択した子もいました。
多くの子は学校になじみ、勉学に努めています。
ただ、その際には、転校先の選び方が大きく影響いたします。
ぜひ、転校を考える際には、転校先の生徒の様子、
特に校長先生にお会いしてから信頼できる学校に決めることをお勧めいたします。
さて、冒頭の、トラウマが残っているという方の場合ですが、
「トラウマを克服した」という方から連絡をいただくこともあります。
その方々の共通点として、
1. 現在が充実していること、
2. 加害者への怨み辛みを克服している
ということがあげられると思います。
残念ながら、過去に戻ってやり直すことはできません。
ドラマやアニメではタイムマシンも出てきますが、
現代の科学では困難ですし、過去を変えられたとしても矛盾が起きてしまいます。
すでに起きた事象は変えられません。
変えることができるのは、自らの受け止め方だけです。
でも受け止め方を変えることができたなら、
トラウマをも乗り越えていけるのでないかと思うのです。
現在の学業や仕事、その他において、充実した時間を持つことができると、
過去の苦しい体験が、自分の人生の糧になっていくことがあります。
したがって、未来に向かって歩き続けることを心がけることは、トラウマを克服するのに効果的だと思います。
ある国語の先生は、「実は私は、中学、高校といじめられて、高卒認定試験を受けて大学に行ったんですよ」と
いじめ体験を語ってくださいました。
今、教師としての自信があるからこそ、いじめられたことを話すことができるのだろうと思います。
トラウマを克服した方のもう一つの方法としては、「忘れる努力」をすることです。
人間は、意識すれば「忘れる」ことができるにようになるものです。
過去のいじめの体験がフラッシュバックしたり、その時の悔しさが蘇(よみがえ)り苦しくなることがあります。
こんな時に、「何度も考えた。時間は戻らない。私は忘れることを決心した」と自分に言い聞かせることです。
一度で消えることはないと思いますが、繰り返していくことで、徐々に軽くなってきます。
そして、ついには「ああ、そんなこともあったね」と考えることができるようになってきます。
ある子は、毎日、毎日、お風呂の中で、嫌な言葉や、いじめをお風呂の水面に手の指でなぞり、
それが消えていく様子を眺めつづけ、
ある日、「こんな消えていくようなものは気にしなくていいんだ」と思い至り、
いじめのいやな記憶が気にならなくなったと話してくれました。
新型コロナの緊急事態宣言が発令された地域もあります。
子供たちにとってもつらい時期だと思います。
残り少ない今年度を大切に過ごすためにも、
お子さんのことで気になることがありましたら、
ご遠慮無く、ご相談ください。
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明
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代表
井澤 一明
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